島耕作によろしく。

総合商社一年目のブログ。日々の棚卸。Special oneになれるか。

本を読むことと、大人になること

私、高校生の時からビジネス書を読むのが好きでした。大人の世界を覗ける気配がするところや、少し小難しい内容を読んでる自分が好きというのもあってwww

 

その後大学生活でも、一般的よりは少し多い量の本を読み続けていたと思います。ビジネス書や専門書、新書、ブログ本、小説etc...

読んだ本の内容は、アルバイトや部活動で実践しておりました。特に、上手く行く実感があったのは、自分に対するアプローチ、、すなわち、自己啓発系の本の内容は実践する中で、ある程度の変化を感じることができました。

 

所謂成功体験ですね。そういったことが続く中で、本を過剰に信じ、その通りに生きようとしてしまう自分が生まれました。でもそれに気づくのはずっと後でした。

一般的に出版されている本はある程度のクレジットがある方が執筆しているので、信ぴょう性は非常に高いですし、内容に納得感のあるものが多いです。特に自己啓発関連であると、短期間で変化の見えるテーマや事柄を含んでいます。(そういう設計じゃないと誰も買ってくれないしwww)

 

でもある時思いました。このままだと確かに、本の導く「正解」を歩み続けることはできるけど、それって自分で確かめたことではないと。正解を探して、その要件を満たす努力をし続ける人生って楽しいか。そいつはspacial oneなのか。

 

起業家の方が執筆された本には鬼気迫るものもあり、自分もそんなチャレンジングな世界で生きたいとも思います。戦後の政治家が幾度のネゴシエーションを通して、国政を変化させる舵取りをしてきたことを読むと、自分もいずれ壮大な夢を掲げ、推進したいとも思います。

しかし、その起業家の方や戦後の政治家の行き方を真似すればそんな人生が送れるのでしょうか。その足跡を追えば、自分は何かを成し遂げられるのでしょうか。

 

本を読み、その本が「正解」とすることを実践し続けること。あるいは、自分が目指す人の経歴から外れない選択をすること。これらって一時的な安心感を得ているだけなんだと気づいたのが、大学卒業間近でした。

本を読みその知識を咀嚼し、自分の哲学に落とし込む、またそんな考えもあると参考にする。そういった豊かな活動から遠く離れていることに気づきました。

 

今も時々、問いただします、自分に。今自分がやってることって、やらされているのか、自分からやっているのか。勿論、右も左も分からない分野は、まずやらされること、先駆者のいう通りにやってみることは極めて重要です。

ただ自分で自信のあること、自分の中に哲学があることに関して、意に反してやらされる、あるいはやらされている自分に気づけないといった状況は黄色信号であると思うようにしています。

 

そうやって、肯定と否定を繰り返す軸が今の自分であり、その先にあるのが洗練された自分であると信じています。その頃には、仮に何らかの形で自分の経験や思いを表現したとして「どっかで聞いたことある話だなwww」とか「それ本で読んだなwww」ってものではない特別何かになっていると信じております。

 

PCで書くと真面目になりがちwww